「不完全が道を開く」
今日は「完璧」について、少し考えてみたいと思います。
西洋の美術では、左右対称の形が「完全の美」とされることが多いですよね。
でも、日本の伝統美学では、それとは少し違った価値観があります。
たとえば、陶芸の「侘び・寂び」の世界。
あえて形に歪みを持たせたり、色にムラがあることを「不完全の美」として尊ぶ文化があります。
この考え方って、実はトレードにも通じていると思うんです。
僕がよく「トレードに正解はない」と言っているのも、実はもっと広く、「物事に完全や完璧はない」と感じているからなんです。
でもこれは、決して否定的な考えじゃありません。
むしろ、どこまで行ってもそれはゴールじゃなくて、『その先にまた新しい努力の世界が開けてくる』そういう、前向きな捉え方なんです。
トレードの世界でも、「完璧なシステム」を追い求める人って、結構多いですよね。
でも、本当にそんなものがあるなら、みんなが同じように勝てるはずです。
現実には、市場は常に変化しています。
昨日まで通用していた手法が、今日も同じように機能する保証はありません。
僕自身も、「これさえマスターすれば…」と、完璧を求めていた時期がありました。
でも今は、こう考えるようになりました。
「不完全だからこそ、僕たちは常に学び続けられる」って。
日本の茶道に、「守破離(しゅはり)」という言葉があります。
型を守り、型を破り、そして型から離れる。
この過程そのものが、成長なんです。
そして、そこに終わりはありません。
だから、完璧を目指すことよりも、不完全さを受け入れながら、成長し続けることの方が、きっと大切なんだと思います。
自分のトレードスタイルにおいても、人生においても、「完璧」という呪縛から少し離れてみる意識をしてみる。
不完全さを受け入れたその瞬間、新しい道が、ふっと開けるかもしれません。
それでは、今月も一緒に成長していきましょう!
