「ああ面白かった、と言える生き方を」
「友よ、拍手を。喜劇は終わった」
これは、ベートーヴェンの最期の言葉と伝えられています。
そして、もうひとつ。
「ああ面白かった。これでおしまい」
作家・山田風太郎が人生の終わりに遺した言葉です。
どちらも、自分の人生に満足して幕を閉じた人たちの遺言です。
“終わり”の話?と驚かれたかもしれませんが、実は逆なんです。
これほど前向きで、希望に満ちた言葉はないと思っています。
僕はふと、自分に問いかけてみました。
「今、自分はこの言葉を言えるだろうか?」
正直に言うと、まだ言えません。
まだまだ、やり残していることがある。
やりたいことがある。
トレードで伝えたいこともあるし、経験してみたい相場もある。
皆さんと分かち合いたい学びや成長も、まだまだたくさんあるんです。
でも、この「まだ言えない」という気持ちこそが、今を精一杯生きるためのエネルギーになる。
そう思うんです。
僕たちは、いつか必ず人生の幕を閉じます。
それは誰にとっても平等で、避けられない事実です。
だからこそ、その瞬間に「ああ、面白かった」と心から言えるように、今日という日を大切に生きていきたい。
トレードも同じです。
一つ一つの取引が、人生の一日と同じように、二度と戻らない大切な瞬間。
だから、後悔しないように全力で向き合う。
でも、結果に執着しすぎず、その過程を楽しむことも忘れない。
「あの時、もっとこうすればよかった」という後悔よりも、「あの時、精一杯やったな」という満足を積み重ねていく。
そうして一年を過ごせば、きっと年末にはこう言えるはずです。
「ああ、今年も面白かった」って。
皆さんも、年の初めに、ひとつ問いかけてみてください。
「今、人生の幕を閉じるとしたら、自分は満足と言えるだろうか?」
もし「まだ言えない」と思ったなら、それは素晴らしいことです。
なぜなら、まだやるべきことがある。
挑戦すべきことがある。
楽しむべきことが、たくさん残っているということだから。
だから、今年も。
後悔のないように、精一杯、生きていきましょう。
一緒に、最高の“喜劇”を創り上げていきましょう。
